TimeTree未来総合研究所による運動会のトレンド分析
運動会は5月と10月どっちが多い?地域差は?カレンダーアプリのデータで調べてみた
2025年05月26日 10時30分更新
運動会は長らく、スポーツの日(旧:体育の日)があり「スポーツの秋」として親しまれる10月に開催される傾向があった。しかし、近年は5月に開催されるケースも増えている。実際は、どちらの開催が多いのか。
TimeTree未来総合研究所は、カレンダーシェアアプリ「TimeTree」の“予定データ”を基にした、運動会のトレンド分析を公表した。
分析結果をみると、2024年に最も運動会の開催(予定)が多かったのは10月であった。2番目に多い5月と比べ2倍以上の差をつけている。
10月開催が最も多いのは、データの対象範囲である、2019年から変わらない。一方の5月開催は、2020年を契機に激減していた。これは、新型コロナの緊急事態宣言やまん防の発令と重なっていたからだ。その後、5月開催は徐々に増えてきており、2025年の5月開催は、2020年の約5倍にまで増加見込みだという。
では、地域別ではどうだろうか。
どの都道府県においても、5月と10月に運動会は開催されているが、北の地域ほど5月開催の割合が多く、南の地域ほど10月開催の割合が多いという傾向が得られた。寒冷な地域は5月、温暖な地域は10月の開催が多いことがみてとれる。
最後に、海外の運動会の状況だ。海外のTimeTreeユーザーが多い地域の内、“運動会に近いイベント”があるアメリカ、イギリス、韓国、台湾において予定の登録数を調査。結果、アメリカでは5月、イギリスでは6~7月、韓国は10月、台湾は11月~12月と、国によって開催が多い時期が異なった。欧米は初夏、アジアは秋から冬と、地理的な要因が与える影響が大きいと推測できるという。
なお、本トレンドは、TimeTree未来総合研究所が、2019年1月1日~2025年5月18日の期間で登録されたTimeTreeの予定データを対象に分析。TimeTreeの2025年5月時点の登録ユーザー数は、6500万超となる。分析に使用したデータは、匿名性を保つために統計的に処理しているという。
