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MSIのATXマザーボード対応ミドルタワー「MAG PANO 100R PZ」レビュー

PC自作しやすい斬新デザインのピラーレスケースが登場。裏面配線スペースが広く、組み立て時間も短縮、見栄えも良し

文●石川ひさよし 編集●三宅/ASCII

提供: エムエスアイコンピュータージャパン

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 MSIの新しいATX対応PCケース「MAG PANO 100R PZ」を紹介しよう。「MAG PANO 100R PZ」は現在のトレンドを盛り込んだミドルタワーサイズのPCケースだ。「MAG PANO 100R」という製品名に聞き覚えのある方も多いと思われるが、昨年リリースされたmicroATX向けミニタワーPCケース「MAG PANO M100R PZ」の拡大版にあたる。ミドルタワー化によってATXマザーボードに対応している。そして最新デザインは見た目だけでなく組み立てやすさにも寄与している。自作PC初心者にとっては「かんたん」なほどよいし、自作PC経験者も前回組んでから5年、10年過ぎているという方なら今のPCケースの進化を実感できる製品だ。

MSI「MAG PANO 100R PZ」 実売価格は2万円前後

「MAG PANO 100R PZ」は見た目のとおり「ピラーレス」デザイン。左側面に加えて前面にもガラスパネルを採用し、従来ここにあったピラーを廃してシームレスに内部PCパーツを見渡せるようになっている。

左側面と前面の2面がガラス仕様で内部パーツを楽しめる

 そしてもうひとつがデュアルチャンバー。電源搭載部をマザーボード裏に設け、メインのチャンバーと電源や配線のためのチャンバーとに分けている。これは冷却面でメリットがあるほか、電源の高さ10cm弱ほどマザーボードやそこに搭載するビデオカードの位置が低くなって見栄えがよくなる。もちろん裏面配線スペースも広くなるのでここもラクだ。

マザーボードを搭載する1つ目のチャンバー

電源やケーブル配線などを格納する2つ目のチャンバー

 ビデオカードについては、ブラケット部パーツを交換することで垂直マウントも可能になる。ビデオカードのファン面を正面に見える配置とすることで、ゲーミングPCらしさも高まる。PCI Express x16を延長するケーブルは別途必要だ。

拡張カード・ブラケット部分を交換することでビデオカードの垂直マウントにも対応

ケース下部のスロットが横から縦になっている

 ほか左右非対称デザインにも注目だ。トップから見ると四角ではなくフロントに角を加えた五角形をしている。ユーザーの視点をイメージすれば、角部分は正面に近く、サイドパネルとフロントパネルは45°あたりになって、透過や光の反射、陰影など複雑な表情を見せる。また、デスク上のポジションはユーザーの右前ということもあり、前スタンドの左側面に前面インターフェースを置いている。

フロントの形状もやや複雑。宝石のようなカットと言えばよいだろうか

フロントインターフェースはスタンド部分にレイアウト

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